『満月の夜明け前後に放精放卵するバラフエダイたち』



どんな映画よりどんな小説よりも感動した瞬間でした。
人によって自然環境を破壊されても
生きものたちは黙々と、着々と、そしてパワフルに生きている。



ペリリュー島に行く直前、こんなメッセージを書いて旅立ちました。


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「昔は魚がぎっっしりいて、海が見えないぐらいだったさー。」

20代のころ、八丈島や沖縄の島々を旅しているとき、
必ずといっていいほど漁師​さんたちが口にしていた言葉だ。
海の青が見えないほど視界いっぱいにさまざまな魚が舞っていたのだろう。
​屋久島も昔は船が沈んでしまうくらいトビウオが大量に獲れたそう​だ。
この言葉には続きがある。

「いまじゃあ、さっぱりじゃ・・・なんでかのう。」

この何十年かで急速に海の魚たちは姿を消してしまった。
海の生き​ものたちを愛する若い僕らにとって、なんとも悲しい事実だ。
そし​て、どうしても昔の豊かな海に思いを馳せてしまう。

海が見えないほどの魚がいる海っていったいどんなだろう。

そんな海を求めてパラオ共和国の南にあるペリリュー島へこれから​行ってきます。

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海が見えなくなるほど生きものであふれる海が確かにこの島にはありました!
こんな涙が出てしまうほどのすばらしい海がいつまでも地球に当然のごとく存在しているように、
僕は願うのではなく、自分にできることを実行しながら努力していきたい。