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『千人壕』

ほら穴は迷路のようになっていてたくさんの異なった出口がある。一つの入口を攻撃されると、別の出口へ逃げ、アメリカ軍をこまらせた。しかし、壕内の環境は過酷で負傷者で溢れかえり、体臭、血の匂い、排泄物の異臭で充満していたという。しびれをきらしたアメリカ軍は、穴という穴にガソリンを注入し火炎放射器で燃やしたそうだ。1000人の日本兵がこの暗闇で焼死したのがこの壕の名の由来だ。

暗闇に光る出口の明りに、当時の少年兵はどんな希望を見出していたのだろうか・・・